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石峯寺のモミジ これから

今年は、モミジが特に美しく感じました。

神影工房では、一昨年度に「樹木研究会こうべ」にお願いして、石峯寺のモミジの現況調査を行いました。

・調査本数 本数 163本(全枯れ3本含む)

・樹種 イロハモミジ143本(全枯れ3本含む)、オオモミジ20本

・大きさ 高さ平均7.1m、目通り径51.7cm(直径約17cm)

・状態  良いもの(小枝枯れある)      74本

枝枯れはあるもの          48本

空洞があるもの(小規模のものもある) 9本

幹欠損しているもの         20本

カミキリムシの被害木         5本(早期処置したい)

テングス病              1本

枯れ木                3本

半枯れ木               1本

その他(早期紅葉:樹皮欠損       2本

この時は、モミジの調査ということで、結果は住職・檀家のみなさんに報告しました。また、建物周りの大木化については一定のマネージメントのもと、伐採が必要だと思う。という意見もいただいています。その他 モミジの支障となる樹木についてなどについても、伐採の可能性について提言しております。

実は、その次の年から、ナラ枯れの被害が淡河でも目立つようになり、神戸市が兵庫県からの委託を受けて、ナラ枯れ被害木の伐倒を2カ年実施しています。結果として、境内地に明るくなったギャップが生じており、光環境が大きく変わっているようです。

今後、周辺がどのようになっていくのか、観察をしていきたいと思います。