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お寺の茅葺き屋根を考える。

淡河神影石峯寺ラボの第2回を1月25日に開催しました。今回のテーマは茅葺き屋根です。石峯寺の参道には、竹林寺と十輪院、二つの茅葺き屋根のお寺があります。竹林寺は平成16-19年度に補修を行い、茅葺き屋根に被っていたトタンカバーも外され、美しい茅葺き屋根を見ることができます。十輪院の茅葺き屋根にはカバーが被ったままですが、まずは身近な箇所に茅場を造成することで、これからを考えていきたいということで今回のラボを企画しました。今回は、神戸市の文化財課及び農政計画課からも参加いただき、茅葺き屋根の基本的な構造や神戸市の特色的な茅葺き屋根の事例の紹介、また、茅場の造成支援などについてお話をいただきました。

昼からは、神戸茅葺きネットワークの大前代表から、茅場を多様に確保していく必要性から、地産地消での茅場確保の大切さ、また、実際に地形や周辺条件、生育状況などファクトコントロールをしてきたこと、このような中で、例えば、日陰となる大木の除去など、3年間の記録から報告をいただきました。

最後に、竹林寺と石峯寺周辺の文化環境保全区域の雰囲気を歩いた後、来年度から茅場としたい休耕農地を見学して解散いたしました。4月以降、新たな取り組みを開始したいと考えています。

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